1歳前後の赤ちゃんは、離乳食が進み、遊び食べも増えてママは大変!飲み物をこぼしてニコニコの赤ちゃん。注意しても繰り返し、どうしたらいいの?と困ってしまいますよね。
これは誰もが通る道。まずは、赤ちゃんの気持ちを理解してあげましょう!私の体験と保育士さんに教えてもらった、飲み物をこぼす赤ちゃんの対処法をご紹介します。
この記事の内容
1、どうして飲み物をこぼすの?赤ちゃんの気持ち☆
赤ちゃんは、どうしてわざとに飲み物をこぼすのでしょうか。理由は、「楽しいから♪」、「やってみたいから!」です。
1歳前後の赤ちゃんの体の発達は、目まぐるしく、どんどんできることが増えていきますよね。赤ちゃんは、こんなことができた!ママ見て!とできることが嬉しくてたまりません。こうしたらどうなるのかな?ママはどんな反応をするのかな?赤ちゃんにとっては、新しい発見の連続です。
赤ちゃんは、きっとこんな気持ち
コップを持てるようになった赤ちゃん♪
コップを傾けてみた!
こぼれたお水を触ってみた。そして、ぴちゃぴちゃ!
ママが大きな声をだした!
こんなところでしょうか・・・。ママにしてみるとちょっと拍子抜けしてしまいます。
コップの水をこぼすのではなく、お口に入れた水をベーッと出してしまう子もいます。(3歳になる我が家の息子も未だに時々することがあります…。)これも同じように、口から水を出すことを実験的に楽しみ、そしてママの反応を見ているのでしょう。
この時期の赤ちゃんには、怒鳴ったところで効果はほとんどなく、逆にママの反応が面白くてエスカレートしてしまうことすらあります。決して大きな声は出さずに冷静に対処することが大切なんですね。
赤ちゃんは、探求心の塊。やってみるとどうなるかといったことを実験的に楽しんでいるのです。
【赤ちゃんは研究家‼️】
赤ちゃんの好奇心はすごい!
なんでもやってみたい!
「こうやったらどうなるの?」
赤ちゃんなりに研究しているんですね😊
例えば、コップの水をこぼすのもその一つ💡
ママからするとやめて~😱ってことも
赤ちゃんは試して、体感しているんですね🧐
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月10日
赤ちゃんの体の機能の発達の現れ
赤ちゃんがコップを持って、自分でコップの水を飲めるようになった!「すごーい!○○ちゃんが自分でコップで飲めるようになった!」ママも嬉しいですよね。赤ちゃんの体の機能の発達で、コップの水が飲めるようになったのです。実はコップの水をこぼすという行為も体の機能の発達によるものなので、本当は喜ばしいことなんです。
赤ちゃんは、自分の手首をひねって、コップを傾けることができるようになったのです!「やったー!」本来なら喜ばしいはずの体の機能の発達ですが、飲み物は飲むもの、こぼすものではないし、こぼされたら服やテーブルや床が濡れてべちゃべちゃ・・・片付けや着替えも大変なので、ついついママは怒ってしまいます。
おめでとう‼️コップの水をこぼすようになった⁉️
赤ちゃんがコップで水を飲めるようになった✨→やったー🌟
コップの水をこぼすようになった‼️→やめて~😱
でもこれ、実は喜ばしいこと✨
赤ちゃんの体の機能の発達の表れなのです🥰
手首をひねることができるようになった✨
おめでとう😭
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月10日
2、どうしたらいいの?わざと飲み物をこぼす赤ちゃんへの対処法
こぼしても良い環境を整える
これは、皆さんすでにやっていらっしゃるとは思います。食べこぼしも多いこの時期の赤ちゃんには必須ですよね。
我が家では、床にはレジャーシートを敷いて、食器やコップはトレーの上に乗せて、あまりにもこぼす場合で真夏以外は長袖のエプロン着用することもありました。どこにこぼされても大丈夫!そんな環境を事前に作っておくことで、「あーあ、またこぼしっちゃった。」程度で冷静に対応できます。
防水加工のカーペットを食卓テーブルの下全面に敷いておくこともおすすめです。現在我が家では、フローリング調のマットをテーブルの下全体に敷いています。3歳の子供でもまだ食べこぼしが多いのですが、どこにこぼしても汚れの心配がなく、軽く拭けばいいだけだから大丈夫と特にこぼすことを心配することはなくなりました。
ダメなことはしっかり伝える
ただ、悪いことだと教えたからと言って、すぐにやめることを期待してはいけません。期待がはずれて、イライラするだけ。悪いことだと伝えても、しばらくの間はその行為を繰り返し続けます。これは、飲み物をこぼすことに限らず全てのことに当てはまりますね。
それでもくじけずに、ダメなことだということを伝え続けていくことが大切です。いずれ、赤ちゃんもママの言っていることを理解してやめる日が来るので、その日までじっくりと付き合っていきましょう。
【赤ちゃんでも伝えればわかる🌟】
✅ 赤ちゃんだからわからないと何も言わないのは良くない。
✅ 頭ごなしに叱るのも良くない。
✅ ”いいこと”、”悪いこと”はしっかり伝えよう🌟
↓
悪いことだと教えたとしても、すぐにはやめない。でも、伝え続けることが大切🌟
子育てには、根気が必要‼️
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月10日
飲む気がない、続ける時はやめさせる
注意してもこぼすことを繰り返し、全く飲み物を飲む気がない様子だったら、一旦飲み物は回収してやめさせた方が良いですね。何度もこぼされると、ママも滅入ってしまいます。
一度飲み物をわざとこぼしたら、「これは飲むもの。こぼしたらばっちいし、もったいないからやめようね。」と優しく伝え、そのうえで「またこぼしたら、飲み物はバイバイしようね。お片付けするからね。」と伝えます。そして、もう一度同じことを繰り返したら、「こぼしちゃったから、これはバイバイしようね。」と冷静に伝えて回収します。
これで赤ちゃんが泣いても、しばらくは与えない。もし本当に喉が渇いているようだったら、こぼす心配のないストローマグなどで与えるのも良いでしょう。繰り返しますが、決して怒らずに、冷静にです。
これを繰り返していると、いずれやらなくなりますよ。
”こぼす”という行為を遊びに発展させる
コップの水をこぼすという行為は、体の機能の発達の表れであることは前述しました。この体の機能の発達をあそびとして発展させてあげることも大切です。もちろん、飲むためのお茶やお水をこぼすことはやってはいけないこと、これは伝え続けて飲み物で遊ばせることはしてはいけません。
食事の時間以外に”水を注いで遊ぶ”という時間を作ってあげると、赤ちゃんも喜びます。赤ちゃんが持ちやすいコップやピッチャーを遊ぶためにいくつか用意してあげます。(普段飲むために使っているコップでは遊ばない。)
トレーなどこぼれてもいいものの上で、コップの水を他の容器に移すという遊びができます。水だとたくさんこぼしてしまう赤ちゃんには、乾燥のお豆やお米を使用しても良いですよ。
お風呂に専用のコップをいくつか用意して、お風呂で遊ばせるのも良いですね。
食事の時間以外で、水を”こぼす”、”注ぐ”ということをたくさん経験できれば、赤ちゃんも満足して飲み物をこぼすことは少なくなるのではないでしょうか。
3、うまく飲めずに飲み物をこぼしてしまう赤ちゃんには
周りの同じ月齢の赤ちゃんがコップで飲んでいるのを見ると、うちの子にもやらせなきゃと焦ってしまうこともありますね。でも成長には個人差が多いので、まだコップでうまく飲むことができない赤ちゃんに無理してコップを使わせる必要はありません。
コップ飲みを試してみて、まだ上手く自分では飲めない、ママが介助することに負担を感じる方は、無理してコップにする必要はないと思います。いずれは必ずできるようになりますからね。
ママにも赤ちゃんにも負担のないように進めていきましょう!
赤ちゃんが使いやすいコップを選ぶ
まだ、赤ちゃんは片手ではうまく持つことができません。始めは両手持ちのコップが持ちやすいです。さらに、コップの底が斜めになっていてあまりコップを傾けなくても飲めるように作られている赤ちゃん用のコップもありますので、練習段階では赤ちゃんが飲みやすく作られているコップを使用するようにしましょう。
上の写真は、倒してもこぼれない設計になっている「WOW BABYのWOWカップベビー」です。ふたの部分にゴムキャップがついていて、倒してもこぼれない。上の写真の状態のまま飲み口に口を当てて飲むことができます。
このようにコップを傾けても、水がこぼれることはありません。とっても便利!
ただ、注意点がひとつあります。このコップ飲むのにちょっとコツがいるようです。飲み口に口をつけて、吸うようにすると水を飲むことができるようですが、2歳になった息子に初めて使わせてみたところ…飲めない((+_+))
普通のコップで飲むことに慣れていた息子は、ストローじゃないのにこのコップに口をつけて吸うということが理解できないようです。
まだコップで飲むことを始めていない赤ちゃんであればストローで飲むように、このコップでも吸って飲むことができると思いますが、ちょっと大きくなった子に使う時には、うまく飲めないことがあります。
私の息子は、黄色いゴムキャップを外して飲んでいます。3歳になった今でも、息子は良く寝る時に布団の中で水飲みたいと言い出すので、寝る時用に枕元に置いています。枕元に置いておいて、誤って倒してもこぼす心配がないので便利です。ストローマグよりも洗いやすくて愛用しています。(飲むときは、ゴムキャップを外して普通に飲んでいますが( *´艸`))
まとめ
赤ちゃんが飲み物をわざとこぼすのは、赤ちゃんの成長のあかしです。赤ちゃんの気持ちは、こうしたらどうなるの?こんなことができた!嬉しい!楽しい♪といった気持ちです。なんでも試してみたい、赤ちゃんの好奇心を伸ばしていってあげたいですね。
ママは、こんな赤ちゃんに冷静に対処する必要があります。赤ちゃんの気持ちを理解して、決して怒ることはしないように気をつけましょう。
対処法としては、こぼしてもいい環境に整えること。ダメなことはしっかり伝えること。飲む気がない、続ける時には冷静にやめさせること。こぼすという行為を遊びに発展させて、水を注ぐという経験を遊びでたくさん経験させてあげて下さい。
すぐにはやめない、でもいずれは必ずやってはいけないことを理解して、やらなくなる日がやってきます。その時まで、長い目で見て優しく見守ってあげて下さいね(*^^*)
よくある赤ちゃんとの食事シーン。飲み物をわざとジャーっとこぼして、手でぴちゃぴちゃ。注意しても繰り返す赤ちゃん。食事のたびに繰り返されると、ママは困ってしまいますし、気も滅入ってしまいますよね。挙句の果てに赤ちゃんに怒鳴ってしまって自己嫌悪に陥ったり・・・まずは、冷静に対応できるように赤ちゃんの気持ちを考えてみましょう!