トイレトレーニングでオムツ外しを実践中、
トイレに座らせてもおしっこが出ず、
座ったと思ったらすぐ立ち、
「おしまい」しようと思ったら、
また座るの繰り返しで
ストレスになっている。
どうしたらよいか?とご相談をいただきました。
大切なポイントは、
できる限り子供の気持ちに寄り添うこと
そして、
時にはきっぱりした態度で対応することも大切です。
この記事を読むと、
子どもがトイレに繰り返し座りたがる時の対応が迷わずできるようになり、
さらに、
その他の場面でも子供が遊びを終わらせられなかったり、イヤイヤするときの
基本的な対処法がわかり、
子育てのストレスも減ることでしょう。
この記事の内容
トイレに座っても出ないのに何度も行きたがる時の対処法
1,余裕がある時は、とことん付き合う
2,「おしまい」の目安を決めて、きっぱりとした態度でおしまいする
3,泣いたら、子どもの気持ちに共感して受け止める
ご相談内容
1才8ヶ月男の子のお母さまより
お漏らしがストレスというより、出ないのにトイレに何分もいることがストレスになってます。
ずっと座っててくれればまだいいのですが、
座ったと思ったらすぐ立って、
出ないと思って私がトイレから出ようとすると
また座りたがるの繰り返しで
どうしたいの!とイライラします。
時間に余裕がある時は付き合えるのですが
忙しい時にこれをされると辛いです。
どう対処すれば良いでしょうか?
1,余裕がある時は、とことん付き合う
トイレでのママとのコミュニケーションを楽しんでいるのかもしれませんね。
余裕がある時は、 子供ののトイレに座りたいという行動に付き合ってあげてください。
トイレに座ってママと楽しくコミュニケーションをとるという経験を積むことで
トイレに座る=楽しい事
というイメージができあがり、
トイレトレーニングを苦痛に感じることがなくなります。
さらに、
「トイレに座りたい」という気持ちをママに受け止めてもらうことで、
こどもの欲求が満たされ
豊かな心が育まれていきます。
たとえでなかったとしても、
トイレに座って、親子で楽しくコミュニケーションできるといいですね(*^^*)
2,「おしまい」の目安を決めて、きっぱりとした態度でおしまいする
でも、忙しい時には、 いつまでも付き合うことはできませんよね。
そういう時は、 「おしまい」の目安を決めて、きっぱりとした態度でおしまいしましょう!
(1)座りたがったら座らせる
(ママの心:時間ないな~(^^;)
(2)ママ「じゃあ、お歌を一回歌おうか!
お歌が終わったら、トイレはおしまいね」
(3)トイレに座りながら一緒に楽しく歌を歌う♪
(4)歌を歌い終わったら、
でなくても「おしまい」にする。
【おしまいにする目安例】
・時間を決める
⇒短時間でOK!
2~3分と短い時間座ったら
10数えたら など
・好きな歌を一曲歌い終わるまで
・絵本を一冊読み終わるまで
・手遊び一回
・にらめっこ一回
などなど・・・
こどもにもわかりやすい目安を作りましょう。
子どもに選ばせてもいいですね。
3,泣いたら、子どもの気持ちに共感して受け止める
子どもがまだ座りたがり、
泣いてしまったら、
「まだ座っていたかったんだね」「うん。わかるよ」と
子どもの気持ちを代弁して気持ちを受け止めてあげ、
共感しつつも、
「今はおしまいしようね」
「今は、もう座れないよ。ママ○○しなきゃいけないんだ。ごめんね。。」
と伝えてあげれば大丈夫。
そして、トイレから出る。
でも 泣かれると辛かったり、
イライラしてしまうことがあるかもしれませんね。
子どもを叱る必要はありませんが、
イヤイヤ期になると、
「 ダメなものはダメ」
「できないことは、できない。」
と毅然とした態度で接することも大切です。
余裕があるときに、お子様に向き合ってトイレにも付き合ってあげていれば、
こういう時があっても大丈夫。
もし、そのあとすぐにオムツや布パンツなどでおしっこが出てしまったとしても、
トイレに座った時にはでなかった、
「トイレに座っておしっこすることに慣れていないのだから仕方がない」
そう受け止めれば良いのです。
(もう少し、がんばって座らせていれば・・・と反省する必要もありません。)
布パンツを履かせてお漏らしをしたのであれば、
トイレではでなかったけど、おむつの外で気持ちよく排泄できた!と受け止めることができます。
(お漏らしもおむつ外しの第一歩。成功ですからね!)
トイレではなくてオマルの使用もおすすめ!
このようなやり取りがしんどいのであれば、
オマルを用意して、
2~3歳まではオマルを使用する という選択肢もあります。
トイレだと危ないので目を離すことができませんが、
おまるでしたら、 リビングなど目の届くところにおいておけば、
こども一人でも座ることができます。
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お風呂の開放もおすすめですよ。
トイトレは、こども主導で
いずれにしても、
大人がこうしたい。 こうしてほしい。
という思いが強くなってしまうと、
その通りにこどもが行動してくれないと、
イライラしてストレスが溜まってしまいます。
そうならないように、
こども主導で、場所や方法にこだわらずに
「子供に気持ちよく排泄をさせてあげること」
「この子はどうしたいのかということ」
に重点を置いてやってみてくださいね。
まとめ
【トイレに座っても出ないのに繰り返し座りたがる時の対処法】
1,余裕がある時は、とことん付き合う
2,「おしまい」の目安を決めて、きっぱりとした態度でおしまいする
3,泣いたら、子どもの気持ちに共感して受け止める
時間がある時は、子どもとのコミュニケーションのひとつだと思って、とことん付き合う。
でも、時間がない時は、目安を決めて、きっぱりとおしまいにする。
そういった、メリハリのある対応でいいのです。
「できない時は、できない」その理由も伝えることで、
こどもは、賢いので、しっかりと理解してくれます。
ただ、感情のコントロールがまだ上手くできないので、
泣き続けることも多いでしょう。
注意したいことは、子供の泣きにママが負けて
「おしまい」したのに、もう一度座らせるということはしないようにしましょう。
こういうことをすると、
子どもは、「泣いたらもう一回してくれた」ということを学習するので、
次も同じようなことがあったときに、
さらに泣きがひどくなることがあります。
「おしまい」と言ったら「おしまい」
そういったきっぱりした態度を貫きましょう!
オムツ外しの3ステップは、
こちらの記事を参考にして下さいね。
⇒トイトレのやり方3ステップ 2歳前後で排泄が自立するための方法