おむつなし育児をやっている方、興味のある方、昼間はできても夜はどうするの?と疑問に思うことでしょう。
今回は、夜のおむつなし育児についてのお話です。
また、夜もおむつなし育児をしていると、お漏らしをしなくなる?と聞いたことがある方もいるかもしれません。その真相と夜尿の原因についてもご紹介いたします。
この記事の内容
1、どうする?夜のおむつなし育児
基本的におむつなし育児には、決まったやり方はありません。赤ちゃんの様子やお世話をする大人のやりやすい方法を選択していってください。夜のおむつなし育児、3つの選択肢をご紹介します。
夜もおまるやトイレを使用
夜も昼間と同じようにおまるやトイレを使用するという方法です。
様々なケースがあると思いますが
排泄したいときに赤ちゃんが泣いて起きる。
↓
昼間より排泄のサインがわかりやすい。
という声も聞かれています。
夜でもおむつなし育児をやりやすい方法
・枕元におまるを置いておく。
・おまるの中に吸収体を入れておく。
→おしっこだけなら吸収体がおしっこを吸収してくれるので1回1回おしっこを捨てに行かなくても大丈夫。
・蓋つきおまるが〇。
夜はおむつを使用
夜のおまるやトイレの使用が負担になるのであれば、便利なおむつに頼っても大丈夫です!
決して無理をする必要はありません。無理をして、疲れやストレスがたまって、逆に赤ちゃんのお世話が辛いと感じたり、赤ちゃんに優しくできないということになると、元も子もありません。
布でも紙でも好きなおむつを使いましょう。
夜間だけおむつを使うのであれば、赤ちゃんに「夜はママがちゃんと寝ないと辛いから、おむつの中にしてね。起きたらまたオムツの外でおしっこやうんちをさせてあげるからね。」と伝えてあげましょう。話せない赤ちゃんでもちゃんと言っていることは理解します。
おむつを使用するとついつい赤ちゃんの排泄に無頓着になってしまうことがあります。お世話をする大人が眠っている間はおむつを交換できないのは、仕方のないことですが、起きている間はおむつが汚れたらすぐに交換が基本です。
夜もおむつなし
中には夜でも”おむつなし”を実践する方がいらっしゃいます。
おむつなしの例
おしりに布おむつを敷く
↓
その下にウールやフリースを敷く
↓
さらに下に防水加工パッドを敷く
こうしておくと布団を汚さずに、赤ちゃんのおしっこを吸い取ることができます。
男の子の場合は、前の方も布おむつを当てることを忘れずに!
2、夜のおむつなし育児でぐっすり眠れる?
おむつなし育児のメリットに「一度にたくさん出る。」「ぐっすり眠れるようになる。」ということがあります。
オムツをしていると、排泄したときの感覚が気持ち悪いのか、赤ちゃんも頻尿傾向になります。それが、おむつを外して解放空間にすると一度にたくさん出ることがわかっています。
「夜に赤ちゃんをおまるに乗せると赤ちゃんが起きてしまって大変じゃない?」こんな疑問もあることでしょう。
個人差はあると思いますが、実際に夜におまるを使用しているママからは、「おまるに乗せたからといって赤ちゃんがその後眠らなくなるといったことはない。」、むしろ「おまるに排泄後、ぐっすり眠れている。」というお話を聞きました。
おまるなどのオムツの外で排泄すると一度にたくさん出るので、夜間の排泄回数が減る。=ぐっすり眠れて、起きる回数も減る。
オムツ使用だと一度に出る量が減って、排尿の回数が多くなる。=ちょこちょこ起きてしまう。
ということがあるようです。
あくまでも個人差があるので、やってみてぐっすり眠れていればOK!でも、おまるに乗せると赤ちゃんが起きて、その後の寝かしつけが大変だったり、負担を感じるようだったら、無理する必要はありません。
3、夜のおむつなし育児でおねしょがなくなる?
これには、ちょっと誤解があるようです。昼間のお漏らしとおねしょ(夜尿)では、原因が全く違うのです。
なので、夜におむつなし育児をしていても夜のオムツが早く外れるということはありません。
4、おねしょの原因
【おねしょの原因】
☑ 睡眠中の膀胱の大きさが昼間に比べて小さい。
☑ 夜間尿量が多い。→膀胱の容量を超えてしまう。
☑ 抗利尿ホルモン(尿量・水分を調整しているホルモン)が夜間十分に分泌されていない。→夜間の尿量多くなる。
おねしょは、遺伝的要因も大きい!
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月30日
【おねしょのその他の原因】
☑ 昼間頑張っている子→夜間睡眠時に排尿して緊張を解いている。
☑ 寝る間際までTVや電子機器を使っている→交感神経優位に→眠り浅くなる。
☑ 便秘→膀胱の手前にある直腸に便溜まる→膀胱圧迫される。
☑ 遺伝
身体の成長と共に解消していくことが多い!
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月30日
おねしょに遺伝があるって知っていましたか?
両親に夜尿があった場合→75%
片親に夜尿があった場合→50%親が子供の頃におねしょがなくなった年齢位に、その子供のおねしょも治ると言われています。
昼間のオムツが外れていたら、成長と共に解消していくことが多いので、心配いりません。
— よしぇりん@自然派ナース🧚♀️ママブロガー (@yoshe_rin) 2019年1月30日
我が家の場合は、2人の息子の母である私がおねしょをしていたそうです。(何歳までかは不明)片親に夜尿があった場合、子供の夜尿の確率は50%。5歳の長男は、まだおねしょがあります。しかし、次男は3歳前には夜のオムツが外れました!排尿間隔も長くて、昼間のおむつ外れも早かったです。
兄弟でも体質が全く違います。長男のおねしょについて悩んでいたので、おむつなし育児アドバイザー養成講座を受講したときに所長さんに相談したところ、「昼間のオムツが外れていれば問題ない。遺伝もあるので様子みて大丈夫。」とアドバイスをいただき、今現在に至っています。
まとめ
夜のおむつなし育児には、3つの選択肢があります。夜もおまるやトイレを使用しても良し!おむつに頼るのも良し!夜もおむつなしを実践しても良し!決して無理はせず、ご自身の体調や赤ちゃんの様子に合わせて、やりやすい方法を選んでくださいね。
夜におまるやトイレを使うことは、一見大変そうに感じますが、おまるやトイレなどオムツの外に排泄することで、一度にたくさん出て、排尿回数が減り、ぐっすりと眠れるようになります。一度試してみるのもおすすめですよ!
夜のおむつ外れに関しては、夜もおむつなし育児をやっていたからと言って早く外れるわけではありません。
おねしょの原因は、昼間のお漏らしの原因とは違います。昼間のオムツが早くに外れていても、夜のオムツがなかなか外れないという子供も珍しくないのです。
遺伝的な要因も大きいですし、最終的には小学4~5年生位には自然に消失すると言われているので、焦らず気長に見守ってあげましょう。
参考:おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト
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「布おむつ&おむつなし育児でハッピー子育て♪紙おむつには頼りすぎてはいけない!」
こんにちは!自然派ナース・2児の母・おむつなし育児アドバイザーのよしぇりん(@yoshe_rin)です!
おむつなし育児をやっている、または興味があるけど夜はどうするの?大変じゃないの?そんな疑問をお持ちのことと思います。夜のおむつなし育児には、3つの選択肢があります。夜もおむつなし育児をすることで、赤ちゃんがぐっすり眠れるって本当?おねしょがなくなるって本当?昼間のお漏らしとはちょっと違う夜のお漏らしについてもご紹介します。