子供のトイトレを始めてみたもののトイレに座ってもおしっこがでない。
トイレに座ってもおしっこが出ないと、どうすれば良いのか分からなくなってしまいますよね。
まずは、子供の排泄のしくみとおむつ外しの正しいステップを理解しておむつ外しを進めることで、トイレに座ってもおしっこが出ない問題は解決することができますよ(*^^*)
子供の排泄の自立への第一歩は、「おむつを外す時間を作ること」です。
この記事を読むことで、
・トイトレを始めてトイレに座っても出ない時の対処法
・子供の排泄のしくみ
・おむつ外しの正しいステップ
などがわかって、子供のおむつ外しをスムーズに進めることができるようになります。
この記事の内容
トイレに座ってもおしっこが出ない時の対処法
トイレに座ってもおしっこがでない。
ならば、大人が子供のおむつを外す時間を作ってあげましょう。
なぜ、トイレに座ってもでないのか?
なぜ、トイレに座ってもなかなか出ないのか?
それは、排泄習慣を変えるということは、簡単なことではないからです。
今までおむつで排泄してきた子供が、今までと違う場所・違う姿勢で排泄するということは、とても難しいことです。
おしっこを出すという神経は自分ではコントロールができないものだからです。
トイレで排泄するということは、今まではおむつの中という閉鎖された空間に排泄をしていたのに、おむつを外して開放された空間に排泄をしなくてはいけません。
子供をトイレに誘って、トイレに座らせてもなかなかおしっこが出ない。
トイレに座っていても出ないので、トイレからおろすとその直後に出る。
こういうことはよくあることです。
大人からみると、「おしっこ出るならなんでトイレに座っている時にでないの」と、若干イライラしてしまいますが
子供から見ると、おしっこが溜まっていても、いつもと違うトイレでは出ない。
そして、トイレから降ろしてもらって、立った時、おむつを履いた時などに、安心しておしっこがでるという訳です。
排泄習慣を変えることはとても大変だということをお母さん自身が理解していると、たとえトイレで出なくても「いきなりトイレでするのは難しいから」と思えるので、こういう時にイライラしなくて済みます。
トイレから降りた直後におしっこが出ても、子供が悪いわけではありませんので、叱らないであげて下さいね。
トイレでおしっこ(うんち)ができるようになるための第一歩
トイレでおしっこ(うんち)ができるようになるための第一歩は、おむつを外す時間を作って、おむつの外で排泄させてあげることです。
トイレでおしっこができない子の問題
1、おしっこが体から出ている事実を認識できていない。
2、おむつの中という閉鎖された空間に排泄することに慣れてしまっている。
⇒おむつの外という開放された空間に排泄することができない。
この2つの問題を解決することで、トイレでの排泄の自立に近づきます。
1、おしっこが体から出ている事実を認識できていない。
おしっこが体から出ている事実を認識できていないのは、現代の紙おむつの性能がいいために、紙おむつの中でおしっこをしてもすぐに吸収して表面はサラサラで濡れた感じがしないからです。
赤ちゃんの頃から紙おむつでの排泄を続けていると、無意識のうちにおしっこが出るようになってしまっています。
無意識におしっこをしているのですから、おしっこがしたい感じ(尿意)も自分自身でわからないわけです。
おしっこが膀胱に溜まる
↓
尿意を感じる
↓
「おしっこしたい」と訴える
↓
トイレに行っておしっこが出る
この一連の動作ができて、排泄が自立するのです。
尿意を感じることができなければ、「おしっこしたい」と訴えることもできませんよね。
尿意を感じるようになるには、まず大前提におしっこが出た時に自分の身体からおしっこが出たことを認識する必要があります。
おむつを外しておむつの外で排泄することで、おしっこが出た時に肌感覚で濡れた感じがわかり、自分の身体からおしっこが出たことを認識することができるようになります。
2、おむつの中という閉鎖された空間に排泄することに慣れてしまっている。
最初にお伝えしたように排泄習慣を変えることはとても難しいことです。
生まれた直後からおむつの中で排泄をしているので、おむつを外すとおしっこを出すという神経が働きにくくなってしまっています。
おむつ外し(トイトレ)の3ステップ
オムツ外しの正しいステップは、
ステップ1 おむつを外す ⇒排泄物が出ている感覚を子ども自身が五感を使って脳が認識する。
すっぽんぽんや布パンツなど排泄物が出ていることがわかりやすい服装で過ごす時間を作る。
ステップ2 おむつの外で排泄をする感覚を取り戻してあげる。
子供がおしっこがしたそうなタイミングや出ている時に「シーシー」という言葉がけをする。
ステップ3 おまるやトイレという決まった場所で排泄することを教える。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
⇒トイトレのやり方3ステップ 2歳前後で排泄が自立するための方法
トイトレの本当の意味
自然な排泄とは?
人間にとっての自然な排泄とは、おむつの外で排泄することです。
それは、赤ちゃんでも子供でも大人でも、みんな同じです。
犬や猫などの動物もおむつなんてしないで、開放された状態で排泄をしますね。
これが、動物の本来持って生まれた自然な排泄の姿なのです。
赤ちゃんは、新生児の頃にはお母さんがおむつを外した時にぴゅーっとおしっこをすることがよくあります。
これは、本来は自然なことなのです。
トイトレとは・・・
でも、赤ちゃんは生まれた直後からおむつを着けて、おむつの中で排泄するということを覚えていきます。
すると、おむつを外した時にぴゅーっとおしっこをするという自然な排泄がなくなります。
それが今度は2~3歳になって、おむつを外してトイレですることを教えられます。
一度おむつの中で排泄することを覚えたのに、再びおむつの外という開放空間で排泄することを覚えなおさなくてはいけません。
トイトレとは、開放空間で排泄するという自然な排泄の感覚を取り戻すこと。
そして、
トイレという決まった場所でするという社会のルールを覚えること。
このような二つの意味があるのです。
トイトレを集中的にすることで約1週間で尿意を訴えトイレでできるように!
ここでは、おむつ外し講座を受講された子の事例を紹介します。
3歳でトイトレを始めたあーちゃんは、初めてお漏らしをした時の感覚がイヤでおむつを脱ぎたがらなくなってしまいました。
でもお母さんがいろいろと工夫され、好きなキャラクターのパンツを一緒に買いに行き、パンツを選ばせるようにしたことで、布パンツをノリノリではいてくれるようになりました。
おまるやトイレに座ることも嫌がっていましたが、
好きなキャラクターでトイレの壁などをデコって、喜んでトイレに座ってくれるように!
そして、タイミングを見計らってトイレに誘うことで始めは少しだけど、トイレでもおしっこが出るようになりました。
そして、トイトレを集中的にはじめて1週間。
あーちゃんが自分から「おしっこしたい」と、尿意を訴えるように!
そして、そのままトイレでおしっこが出るようになりました(*^^*)
そのお母さま「涙が出そうな位
はじめからトイレでできなくても、おむつを外して布パンツで過ごす時間を作ってあげることで、このようにトイレでおしっこが出るようになっていきます。
このお母さまは、ノーパンタイムも作っていたそうですよ。
まとめ
子供がトイレに座ってもおしっこが出ない時の対処法は、「おむつを外す時間を作る」ことです。
おむつを外しておむつの外で排泄をすることで、子ども自身でおしっこが出ていることが認識できるようになります。
そして、おむつの外という開放された空間に排泄するという本来生まれ持った自然な排泄の感覚を取り戻すことができます。
そうすることで、尿意を感じることができるようになります。
さらには、おしっこを溜めて出すという排泄コントロール能力も育っていきます。
排泄習慣を変えることはとても難しいことなので、いきなりトイレでさせようとしてもなかなか上手くいきません。
排泄の自立への第一歩は、おむつを外す時間を作ってあげること。
室内が難しければ、お庭でもお風呂場でもどこでもOK。
トイトレには、お母さまの覚悟も必要。
トイトレには、お漏らしはつきものです。
「お漏らしは、排泄の自立への第一歩」=お漏らしは、成功でもあるのです。
お母さんの負担にならない程度に、できる時にやってあげましょう。
こんにちは!看護師・2児の母・おむつなし育児アドバイザーのよしぇりん(@yoshe_rin)です!
トイレに座らせてみたもののおしっこが出ない。でも、トイレから降ろした直後におしっこが出る。
「なんで?」って思いますよね。
これって、よくあることなんです。
我が家の息子もそうでした。これには、理由があるんです。
今回は、そのトイレで出ない理由と対処法をご紹介します。