おしっこは、ある程度トイレでできるようになったのに、
うんちだけは、トイレでできず
うんちの時だけおむつに履き替える
ということをよく耳にします。
うんちがしたそうなのに
トイレに座っても出ず、
便意が収まってしまうと
便秘も心配ですよね。
排便の時には、姿勢を意識することがとても大切です。
今回は、子どものトイレトレーニング中の
排便時の関わり方をご紹介します。
トイレに座ってもうんちが出ない時
姿勢を意識しましょう!
トイレに座った時に、うんちが出やすい姿勢は、
前かがみの姿勢です。
足の角度もポイントです。
足台がなく、足が宙ぶらりんの状態では、力が入りにくいです。
まずは、踏み台を用意して、
子どもがトイレに座った時に
足が台に着くようにしてあげましょう。
おまるがあるのであれば、
慣れるまで足が床に着くおまるを使うというのも一つの方法ですね。
排便時の関わり方
声かけ&お腹のマッサージ
うんちは、緊張すると出なくなってしまいます。
子どもがリラックスできるように
優しく声をかけ、
背中やお腹をさするなどしてあげましょう。
子どもが前傾姿勢になるように、
手のひら全体で背中を優しく抑えたり、
さすったりしてあげながら、
反対の手でお腹を「の」の字に優しくマッサージしてあげます。
「おなかに力をいれるんだよ」
「うーん。うーん」と、
サポートしてあげましょう。
足裏のマッサージ
足の裏にもうんちがでやすくなる反射区というものがあります。
上の画像のように、
子供の左足の足の裏を
コの字を書くように親指の腹を使って
やさしくマッサージします。
我が家では、
以前に便秘になったことがある次男くんに
「うんち、でてこ~い。でてこ~い。」と、
おまじないをかけるようによくマッサージしていました。
子どもからもよく
「ママ、マッサージして♡」とお願いされました。
便秘に効果があるのも良いですし、
親子の楽しいコミュニケーションにもなります。
お母さんにやさしくなでてもらうと、
子どもは、とっても喜びますね(*^^*)
実際の相談内容と回答
私の講座の受講生様から以下のようなご相談をお受けしました。
相談内容
ここ2、3日トイレでおしっこが出る回数が増えてきて旦那と娘の成長に感動しています。
今日は自らおしっことトイレへ行って排尿をしてご機嫌でした。だいぶ自信がついてきたなと実感しています!
ただうんちになるとオムツオムツとオムツを要求し暴れます。
とりあえずオムツに頼らせたくなく今日はオムツないからそのまましなと伝え
携帯の動画を見せながら
トイレに座らせてみましたが出ませんでした。
でも本人はお腹が気になるみたいで何度か声はかけましたがダメでした。
おしっこができるようになっただけ進歩してるしオムツを渡してスッキリさせてあげた方がいいのでしょうか?
オムツを渡したら負けだなと私自信思ってしまってオムツから意識を外すようにしています…
回答
今まで、オムツをはいてうんちをするときには、
どのような姿勢でうんちをしていますか?
おむつからトイレへと、環境がかわることもそうですが、
姿勢が変わることもトイレでうんちがでない原因のひとつでもあります。
踏み台は、用意されていますか?
踏み台がないと、力が入りにくいので、
なければ用意してあげてくださいね。
おまるがあるのであれば、
うんちの時だけでも足が床に着くおまるで練習をするとも一つの方法です。
そして、座ってうんちをするときには、
少し前傾姿勢になったほうが出やすいですので、
意識してみてあげてくださいね。
背中を前傾姿勢になるように抑えてあげながら、
反対の手でお腹を「の」の字に優しくマッサージし、
「おなかに力をいれるんだよ」
「うーん。うーん」と、
サポートしてあげましょう。
何度かやって出ない場合には、
オムツでさせるということも検討する必要があります。
うんちがでそうなのに出ない状態が続くと
便秘になってしまう可能性もあるからです。
座って出ないなら、
いつもの姿勢でできるようにしてあげましょう。
その場合、まずはおむつは履かせなくても良いです。
何かうんちをキャッチできる容器やシート、開いたおむつでも構いませんが、
おしりに当てて、大人がキャッチしてあげるのです。
それでもどうしても出ない場合には、
便秘にならないようにオムツを履かせる。
といった感じに
臨機応変に対応してみてください。
うんちのオムツ外しに関して
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「NGワード言ってませんか?トイレでうんちができない時の関わり方。おむつ外し専門家が教えるNG行為と対処法」
⇒ https://smiley-hyakka.com/toilettraining-unchi
まとめ
子どもが便意を訴えたり、
うんちが出そうなのに
トイレに座ってもでない。
そんなときには、
まずは、姿勢を意識してみましょう。
踏み台を用意して、足がしっかり台に着いた状態で、
姿勢は、前傾姿勢になるように、
やさしくサポートしてあげます。
そして、
おなかの「の」の字マッサージや
便秘に聴く足裏のマッサージで
「うんちでてこ~い」と、
がんばる子どもを応援してあげましょう。
トイレに座るとどうしても出ないという場合には、
トイトレがきっかけで便秘になってしまうことも心配です。
出ない場合は、無理にトイレでさせようとせず、
いつもの姿勢でできるようにするなど、
臨機応変な対応も必要になります。