トイレトレーニングを始めたが、トイレやおまるを嫌がって座ってくれない。
布パンツを履かせてみて、一度漏らした時の感覚がイヤで布パンツを嫌がる。
そして、おむつを脱いでくれなくなった。
様々な理由で子どもはトイレトレーニングを嫌がることがありますよね。
子供がトイレトレーニングを嫌がる時の解決策は、
子供がなぜ嫌がっているのか、その理由を理解して、嫌な理由を排除してあげること。
その子に合わせた方法で、段階を踏んでトイレトレーニングを進めてあげること。
そして、子供がやる気をだすちょっとした工夫が必要です。
この記事を読むと
トイレトレーニングを嫌がる理由がわかり対処できるようになり、段階を踏んでトイレトレーニングをすすめることができるようになります。
この記事の内容
子供が嫌がるトイレトレーニングが上手くいくための5ステップ
子供がトイレトレーニングを嫌がる時の5ステップ
1、まずは、嫌だという子供の気持ちを受け止めて共感する。
2、なぜ嫌なのか理由を聞く。理由を考える。
3、嫌な理由に対処する。
4、それでも嫌なら別の方法を考える。
5、子供ができるようになるまで気長に待つ
トイレトレーニングは、焦らず・怒らず・ゆっくりと
1、まずは、嫌だという子供の気持ちを受け止めて共感する。
子育ての基本。
まずは、嫌だという子供の気持ちを受け止めて共感します。
「トイレに行きたくないんだね」
「このパンツは、履きたくないんだね」
決して子供の気持ちを否定することは、しないようにしましょう。
「トイレに行かないとダメ!」
「もう3歳なのにおむつを履いているなんて赤ちゃんと一緒だね」
こういうことを言ってしまうと、子供の拒否感が強くなったり、自尊心を傷つけてしまいます。
かえってトイレトレーニングが上手く進まなくなってしまいます。
2、なぜ嫌なのか理由を聞く。理由を考える。
子供が嫌がる理由を具体的な言葉にして聞いてみましょう。
「トイレが怖いのかな?」
「トイレの音が嫌なのかな?」
「パンツが濡れるのが嫌なのかな?気持ち悪い感じがするのかな?」
「遊んでいるから行きたくないのかな?」
考えられる嫌がる理由
・遊びを中断したくない。
・トイレに何度も連れていかれるのがイヤ
・トイレが怖い
→ 水を流す音や飛び散る水滴、温水便座の音、自動洗浄、暗い、狭い、トイレがリビングから離れている、寒い など
・パンツを履いた時に漏らして濡れたの感じがイヤだった
・便座が冷たい
・お漏らしした時に怒られたから
・おむつの方が楽だから
→遊びを中断しなくて済む。トイレに行く必要がない。
3、嫌な理由に対処する
子供が布パンツやトイレやおまるを嫌がる理由がわかったら、嫌がる理由に対処しましょう。
遊びを中断したくない。トイレに何度も連れていかれるのがイヤ。という時は
・生活の区切りでトイレやおまるに誘う。
・遊びが終わったら、次の遊びをする前に誘う。
区切りの良いタイミングでトイレに誘うことで、嫌がることも少なくなるでしょう。
食事・お風呂・外出の前後、就寝前と起床時など、まずは嫌がらないタイミングで誘うことから始めてみましょう。
トイレが怖い
トイレが怖い理由には様々ありますが、トイレは楽しい場所と思える工夫をしてあげましょう。
・好きなキャラクターのシールやポスターを貼る
・子どもが好きな飾りつけをする
・好きなキャラクターや動物などの置物を置く
・トイレのドアは閉めない など。
温水便座が怖い
私の息子は、2~3歳の頃、温水便座を怖がっていました。
温水便座に座ると、ブイーンと音が出て、ちょろちょろと自動で少し水が流れます。
その音が怖かったようです。
「大丈夫だよ」と言って、ギューッと体を抱っこしながら座らせても、恐怖心が強くて、おしっこどころではありませんでした。
その対策として、息子をトイレに座らせる時には、必ず温水便座の電源を切ってから座らせるようにしました。
電源を切っても怖がっている時には、まずは、私が座って見せて、大丈夫(音がでない)ということを確認させると、
恐る恐るでも座ってくれました。
温水便座を怖がらずに座れるようになったのは、4歳以降のことです。
公衆の立ち小便器が怖い
最新の?公衆の立ち小便器(男性用の立ってする便器)は、自動センサーが付いていて、人が離れると水が流れる仕組みになっています。
ある時、息子がおしっこ中にセンサーが作動してしまい、まさしくおしっこが出ている真っ最中に、
急にみずがジャーっと流れました。
急にジャーっと水が流れたため、おしっこ真っ最中の息子くんびっくり!!!
それから、怖がって公衆の立ち小便器を嫌がるようになりました。
私の失敗
ある時、外出中に「今トイレしないと」という場面で、息子がトイレを嫌がり拒否。
私、イライラ。
私の心の中(「今しないと!どうするの?」)
気持ちに余裕がなくなり、他の方法を考えられなくなってしまった私は、
「大丈夫。大丈夫」と、嫌がる息子を立ち小便器に向かわせて格闘。
息子は、嫌がり抵抗・・・。
そんな状態で、おしっこが出るはずもなく断念。
注)嫌がる子供に無理強いしても良いことはありません。
親子共にストレスとなり、大変な思いをするだけでした・・・(;O;)
便座が冷たい
便座にカバーやシートを貼ってあげましょう。
お漏らしした時に怒られたから
この理由で、おむつから布パンツに変えるのを嫌がる子供は結構多いです。
一度、お漏らしを怒られると、「お漏らしはいけないこと」と思い、お漏らしすることを恐れるようになります。
布パンツにすると、お漏らししてしまうので怒られる。
これでは、布パンツを嫌がるのも当たり前ですよね。
こんな時には、まずはお漏らしした時に怒ってしまったことをあやまりましょう。
・怒ったことを謝る。
・「お漏らしは、成功」ということを伝える。
・「お漏らししても大丈夫。叱らないよ」と約束する。
・練習すればできるようになるよ。と励ます。
4、それでも嫌なら別の方法を考える
子供が嫌がっていることに対処しても、それでもやっぱりダメな時もあります。
そんな時は、別の方法を考えます。
トイレやおまるですることにこだわらないようにしましょう。
布パンツ、トイレ、おまるを嫌がる時の具体的な対処法
具体的な対処法です。
布パンツを嫌がるなら
すっぽんぽんで過ごす時間を作る。
おむつを脱ぐこと自体を嫌がる子もいます。
そんな時は、子供の気持ちを尊重しつつ、
おむつ替えの後、お風呂の前後など少しでもすっぽんぽんで過ごす時間を作りましょう。
お風呂前の例
お風呂に入る30分くらい前におむつを脱がせる。
↓
一度トイレに誘う。嫌がるなら無理強いしない。
↓
お風呂の準備をしつつ、子供をすっぽんぽんのまま待たせる。
↓
お風呂に入る前にもう一度トイレに誘う。嫌がるなら無理強いしない。
でるなら、お風呂の洗い場でおしっこをさせてもOK!
※すっぽんぽん?お風呂場でおしっこ???というお母さんは、次の記事を読んでみて下さい。
→トイトレのやり方3ステップ 2歳前後で排泄が自立するための方法
トイレやおまるが嫌なら
トイレやおまるにこだわらないことが一番です。
おむつ外しの第一歩は、子供が自分の身体から排泄物が出ていることを自覚して、おむつの外で排泄する感覚を取り戻すことです。
おむつの外で排泄できれば、どんな方法でもOK!
できる場所、方法から始めてみましょう。
子供の好きな場所ですきなようにやらせてあげると、トイレトレーニングもスムーズに進みやすくなります。
おすすめの場所や方法
・お風呂場
・洗面器やペットボトル、ペットシートなどの利用
・庭や公園でおむつを外して過ごす。
5、子供ができるようになるまで気長に待つ
子供が嫌がる理由を考えて対処したら、あとは別の方法を実践しつつ、子供ができるようになるまで気長に待ちましょう。
トイレトレーニングは、焦らず・怒らず・ゆっくりと
これが、とっても大切です。
トイレトレーニングを嫌がっていても、適切に対処してできることを少しでも実践してあげれば、子供が成長すると、必ずトイレでおしっこやうんちができるようになります。
「ゆっくりでもいいんだよ」
お母さんがそういう気持ちを持って、子供に接してあげることで、お母さんも子供も気持ちがとっても楽になります。
日々の親子の関りも、もっともっと楽に楽しくなりますよ(*^^)v
まとめ
子供がトイレトレーニングを嫌がる理由と対処法をお伝えしました。
子供がトイレトレーニングを嫌がる時の5ステップは、
1、まずは、嫌だという子供の気持ちを受け止めて共感する。
2、なぜ嫌なのか理由を聞く。理由を考える。
3、嫌な理由に対処する。
4、それでも嫌なら別の方法を考える。
5、子供ができるようになるまで気長に待つ
トイレトレーニングは、焦らず・怒らず・ゆっくりと
お母さんの負担にならない程度に実践してみて下さい。
こんにちは!看護師・2児の母・おむつなし育児アドバイザーのよしぇりん(@yoshe_rin)です!
子供がトイレトレーニングを嫌がると、どう進めていいか困ってしまいますよね。
今回は、子供がトイレトレーニングを嫌がる理由と対処法をお伝えします。